2012年08月15日
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続・太子堂1丁目の旅団線は別の世界への扉だった

Written By: 川俣 晶連絡先

「てさんからのメッセージだ」

Subject: 太子堂1丁目の旅団線は別の世界への扉だった

Keyword: 【▲→川俣晶の縁側→歴史と文化→下高井戸周辺史雑記】

URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20120813200612

名前: て

本文:

なるほど。

三軒茶屋ですね。

戦前、昭和女子大と周辺には、陸軍の砲兵部隊が明治から最大3個連隊ありました。(人員1万、馬匹7千て、ところでしょうか?!)

通常、軍隊駐屯地は水路の様な溝で、周囲を囲まれていました。

又、駐屯地は衛生が煩く、早くから水道が引かれていました。

文献により、駐屯地の排水路は、蛇崩川方面に確認されています。

水道だけでは馬匹等にもったいないから、補助として河川から水路が開設されていました。

古い練兵場の中のスナップ写真には、川の様な物も写っています。

近所には、北沢川から国道246号の北側に、水路跡が確認できます。

残念ながら国道246号の反対側は、未だ探索していません・・・

川俣さん、これを発見されたのでしょうか?!

「ポイントはどこ?」

「やはり文献かな」

「世田谷の資料をあさりたいわけ?」

「というわけで、手元の資料をあさった」

「そんな都合良く情報が出てくるのかよ」

「ところが出てきたぞ。昭和4年と昭和39年の世田谷古地図に、基地方面から蛇崩川に続く水路が描かれていた」

「えっ?  そんな絵に描いたような都合の良いことが……」

「いや、嘘のようなホントの話」

「えーっ」

「基地方面から蛇崩川に続く水路の跡はおそらくこれ↓」

「何か言いたいことはある?」

「ある。蛇崩川は玉川通りまでは辿ったことがある。でも、そこまでで終わってしまった。その先の世界がこんなに面白いとは思わなかった」

「それだけ?」

「いいや。実は次の標的に定めたのが世田谷公園のミニSLの駅。なんとアンドロメダに行けるせたがや公園駅が存在する。そこまで行ってみようかと思っていた」

「それとどういう関係があるの?」

「上の推定流路の上流部は世田谷公園。それも、ミニSLの線路の近く」

「ひぇ~」

「すると地図上の世田谷公園に池が描いてあるのも意味深。もともと、そういう水があるのかもしれない。しかも、公園の西の方にも池っぽい青いマークが多数」

「いかにも何かありそうな雰囲気だね」

オマケ §

「他に何か言いたそうだね」

「地図を見たら世田谷公園の隣に『ま・めぞん』は実在した」

「なんだよそれは」

「一部の世代の人しか分からないよ」

下高井戸周辺史雑記